【美術館へ行こう!】平成22年度秋季企画展「茶ノ湯釜にみる朽ちの美」@大西清右衛門美術館(京都)

このコーナーでは、日本文化に関わりの深い、気になるアートイベントなどをお知らせしていきます。今回は、大西家歴代の手になる茶の湯釜を中心に、歴代の用いた釜の下絵・木型や釜座ゆかりの古文書のほか、種々の茶道具を収蔵、公開している大西清右衛門美術館での企画展。
●平成22年度秋季企画展「茶ノ湯釜にみる朽ちの美」鉄を素材とする茶ノ湯釜ですが、決して永遠不変のものではなく、いずれは朽ち果てる性質をもっています。しかしながら先人たちは、茶ノ湯釜が錆び、朽ちてゆくその様に、「侘び」や「やつれ」といった美しさを見出しました。年月を経て、次第に文様が薄れ形を崩していくその姿に魅力を感じ、それを含めて釜を愛でたのです。今回の展覧会では、茶ノ湯釜にみる「朽ち」の表情、そして釜師たちが追い求めた「朽ち」の表現に迫ります。期間/2010/09/03 ~ 2010/12/23休館日/月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館) ※ただし11/22(月)は開館時間/10:00~16:30(入館は16:00まで)料金/一般:700円(団体600円)、大学生:400円(300円)、高校生以下無料※期間中は館内の茶室にてお抹茶と和菓子を頂くことが出来ます(一人500円/団体の場合は要予約)◆大西清右衛門美術館http://www.seiwemon-museum.com/new/japanese/index.html