茶の湯で使う釜の種類の一つに、「阿弥陀堂釜」というものがあります。これは、あの太閤秀吉(豊臣秀吉)が、「阿弥陀堂」という禅寺を訪ねた際に、住職の猪のような頭を見て、千利休に命じ、和尚の頭の形に似せて作ったのが始まりです。利休は与次郎に釜を作らせて「猪首釜」と名付けました。しかし人々は寺の名前から「阿弥陀堂釜」と呼ぶようになりました。この阿弥陀堂釜は、今でも「善福寺」に伝えられています。ちょっと阿弥陀堂の和尚さんが可哀想なきもしますが…(笑)、思い付きで千利休と与次郎を動かせた太閤秀吉の力はやっぱりスゴイですね。
ちなみに「阿弥陀堂釜」というのはこういう形です↓http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=阿弥陀堂釜
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