▲松竹虎鶴紋「竹に虎」「松に鶴」「梅の花」「華紋唐草」で構成された文様。虎は戦勝、財宝、開運の神として信仰される毘沙門天の使いとされ、鶴は千年の長寿を保つと言われることから長生きを象徴し、松・竹は四季変わらぬ緑を保つ姿が不老を意味し、寒中花を咲かせる梅は清らかな美しさを賛しています。
▲稜華文錦唐花文様を線描的に織出した、軽快で織り崩れが見られない美しい錦です。正倉院宝庫にある文様との共通性が感じられ、奈良時代特有の文様と言えましょう。
▲ロワール飾花文多くのフランス貴族たちを魅了したロワール河畔の景観には、11世紀〜18世紀にかけて、壮麗な趣をもつ城が数多く建造されました。それぞれの城に施された、幾何学的で華麗な情趣の文様。これを模した珍しい古帛紗です。
▲天平段文原品は、正倉院錦裂のうち、几褥(きじょく)の縁裂に使用されたり、幡頭(ばんとう)の一文字裂などに使用されており、いずれも裂地がバイアスに裁たれて新鮮な美しさを感じさせます。すぐれた染織技術の見られる原品の味わいをそのままに織り出しました。
0コメント