このコーナーでは、日本文化に関わりの深い、気になるアートイベントなどをお知らせしていきます。今回は、表千家北山会館での企画展。
●千家十職「樂家の茶碗ー極められた赤と黒の美ー」千家十職のなかで、代々樂焼の本流を伝え、手づくねの茶碗づくりを生業としている家が樂家です。樂家の始祖はあめやと呼ばれた帰化人で、このあめやの子が初代長次郎です。長次郎が千利休と出会い、天正年間中頃から利休の創意を受けて茶碗をつくりはじめ、樂焼が誕生しました。以来400年以上、樂家は代々茶碗をつくり続けています。歴代は、初代を長次郎、2代を常慶とし、以後14代までは隠居名で呼ばれ、2代常慶以降、15代(当代)までは代々が吉左衞門を襲名しています。今展観では歴代の作品を通覧し、その美と技にふれていただき、あわせて千家との交流を伝える掛物などを通して400年を越える樂家の歴史にも目を向けていただきたいと思います。 会期:平成22年10月9日(土)~12月19日(日) 会期中、月曜日は休館 ※但し、10/11(月・祝)と11/22(月)は開館、10/12(火)と11/24(水)は休館開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)入館料:1,000円 団体(20名以上)一人:800円 大学生・高校生 800円 中学生以下:無料※2階呈茶席(立礼)にて呈茶あり◆表千家北山会館http://www.kitayamakaikan.jp/index.html
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